音楽という文化④

今までの音楽という文化①〜③を書いてみて、先ほど改めて読み返してみました。

そして私が音楽を伝えるという立場で出来ること、目指していくことを整頓したい気持ちになっています。

 

 

まず1つ目に思うこと。

①伝え続けたい。

良きものも伝えていかなければ、絶えてしまいます。テレビでも観ることのほとんどない、たまたま触れる機会がありその素晴らしさに気づいた人のみが伝承している古典的音楽ジャンルがいくつもあります。

私がピアノ以外に勉強中の長唄もそのひとつです。

ライブであったり、教室でのレッスンであったり、カタチは様々ですが、こんなのあるよ!って伝えていけたらと思っています。

 

 

 

②古典(クラシック)の良さを伝えたい。

新しいもの、流行りのものは、多くの人の目にとまり、耳にしやすいです。

一方古典は、一部の人の愛するものになっていると感じます。

なぜかって簡単です。聴く機会が少ないから。ただそれだけだと思います。

 

新しいものを、いいな、と思うその気持ちも大切に。古き良きものにも触れて欲しいと思います。

良いものを絶やさないよう、柔軟な姿勢で伝えていきたいです。

 

 

③移りゆく文化を味わいたい

今の流行はずっと続くものではありません。

時代とともに、人々の話す言葉は変化し、服装も歩くスピードも変わり、新たなものが生まれることで、奥のほうに追いやられるもの、無くなってしまうもの、それでも隅っこにチョンと居続けるものがあります。

自然なことなのでしょう、と思います。(人為的に行われることもある、と思いつつ。。。)

①②と矛盾しているようにも思えますが、この移りゆく流れには逆らわず、楽しみ、チョンと居続けるものにスポットを当てて楽しみたいと思っています。

 

 

 

④教室でリアルな、音に触れて欲しい。

テレビや、YouTubeなどで色々な音楽を聴くことができる時代です。

でも画像からは伝わるものと、伝わり辛いものがあります。演奏者の息づかいもそのひとつ。

なるべく生の音に触れてみて欲しいと思います。

 

 

 

 

文化というものを伝えるにはまだまだ勉強不足だと感じていて、もちろん先生の所に通い勉強中の身です。

この勉強は伝える立場である限りずっと続きます。

 

 

それと、ちょっと横道にそれますが、伝える立場と同時に演奏家としての活動もしていきたいです。

ただ上に向かっていたい(人前での演奏は上達への道です)というのと、やはり伝える立場としての説得力を少しでも持っていたいからです。

 

 

なんだか難しく考えてしまった感じがありますが、(当たり前のことを書いている気もします。)こんなことを日々思っています。

 

それと、レッスンを、お稽古をするのは楽しい!根本はコレなんです。

こんなお仕事をさせてもらえて、私は幸せです😆