年長さんからピアノを習っている娘の話も書いてみようと思います。
小学校1、2年の時は練習方法がわからず、先生に片手ずつ、と言われても両手で弾きたくて、新しい曲は両手での練習開始。
もちろんなかなか進みません。
根気よく、根気よく、、、まずはどちらかの片手を。次にもう一方の片手を。
ワンフレーズずつでも右手、左手別々に弾いてから両手で。
どうしても両手で弾きたい娘でしたので、何度も何度も、分けて弾いたほうがはやく両手で弾けるようになるよ、と説明しました。
テンポも、いきなりインテンポ!!(仕上がった時のはやさ)
イメージが頭の中でできあがっているため、こうなってしまいます。(イメージがあるのは良いこと!)
ゆっくり、ゆっくり、つっかからず弾ける速さでまずは練習スタート。
この二点を本当に繰り返し説明しました。その時はきちんと理由を説明します。
「コチラのほうがはやく上手になるね」
「間違えが減るね」
時々本人にも聞きました。
「次はつっかからずに弾きたい??」
「うん。」
「じゃあどうやって練習したらつっかからないかなぁ?」
娘はもちろん答えを知っています😊
通して弾けるようになると、今度は通す練習ばかり。
こういうお子さんは多いと思います。
間違える所をピックアップして繰りかえし練習することも、根気よく伝えました。
「同じ練習時間だと間違える所だけを弾いたほうが何回も弾けるから、このほうがいいよ」
きれいにとまらずに弾けるようになった時は、演奏が良かったことはもちろん、練習方法も良かった!と伝えました。
4年生の今はほとんど一人で練習しています。
昨日久しぶりに、娘の練習を聴いていました。といいますか、隣でごそごそと片付けをしながら聴いていたのですが、30分近くワンフレーズを集中して繰り返し練習している姿に驚きました。(習っている先生にやりなさい、と言われた訳ではありません)
ピアノの先生の娘だから、と思われるかもしれませんが、私は小学生の頃娘のような練習はとてもできませんでした。レッスンの前日だけ慌てて練習するような子でした。
どんな子にも、得意なこと、苦手なこと、良いところ、良すぎて裏目に出るところ、などいろいろな持ち味があり、ピアノへの向かい方も全員違って、私はそのことを面白く感じます。
親からみて、お子さんの練習をオヤ!?っと思うことがあっても決して怒らないであげてください。
よくあるのが
宿題でない曲(レッスンが終わった曲)をまた弾いている。
とか
好き勝手弾いていて(作曲??)宿題をやらない。
など。
私も一人目の子である娘の練習を見ていて、オヤ!と思ったものです。
でもよくよく観察すると、欠点に見えるところは娘の持つ良い面の裏返しであったりしたのです。
宿題をやらずに好き勝手弾くだけの日があったっていいんです!!
その子が音を出して楽しんでいるなら、親は習わせてよかったな、と楽しんでいる様子に目を向けてあげてください。