ネタバレがあると思いますので、気になる方は読書後に読んでくださいね。
前から気になっていて、子ども達と本屋さんに行った時にハードカバーじゃなく文庫本になっているのを見つけて、少し悩んで買いました。(伝統楽器を習いに来ているお弟子さんのオススメの本で、面白かった!という感想を聞いていました)
分厚いので、まずは上のみ。
本は好きですが読む時期にはどばーっと。
読まない時期にはサッパリ。
この毎日でどれくらい読み進められるのか、と思い上だけにしましたが、つい夜中まで読んじゃうので、すぐに下も買いました笑!
久々の長編小説。
うん。やっぱり小説っていいなぁ。
ピアノコンクールの話ですが、私は全くそういう世界にいたことはないのに、舞台袖でのピアニストの心情や他のピアニストの演奏を聴いている時の揺れ動く心の描写が素晴らしく、共感しながら読んでいました。
時にトリップ(という書き方で良いのかわからないですが)して、ピアニストが演奏中や自分以外の演奏を聴いている時に想像の世界にどんどん入っていっちゃうようなところが私はすごく好きでした。そして急に現実に戻されるんです。ハッ!っとさせられる!
コンテストは3次予選までと本選がありました。選考が進んでいくことで成長していくピアニスト達。
それぞれに課題や想いを抱えながら、乗り越えていく様子をワクワクドキドキしながら、スキマ時間を見つけては読むのを楽しみにして、思っていたよりも一気に読み終えました。
私は、オーケストラの経験も少しあって、作曲者の長いカタカナや音楽用語も全く抵抗なく読めた、ということも楽しめた一因だとは思いますが、とにかくピアニストの心の揺れ動く様が、息づかいが聴こえてきそうなくらい伝わってきて、私もニヤニヤしたり深刻になったりと色んな表情で読んでいたのではないかと思います。
読んでいたら、すごくピアノが弾きたくなりました。
もっと書きたいけどこのへんで〜。
もう一度ゆっくり読みます!!